昨日は参議院選挙でしたね。
「選挙」に関して、建築の分野では
会場のユニバーサルデザイン化が
進んでいます。
選挙当日に投票した方は、会場を思い出してください。
当日の出入口は、通常の施設エントランスとは
別の場所ではなかったですか?
例えば、こんな感じで...
学校の体育館や公共施設の集会場の大きな窓を開け放ち
外の広場から直接出入りする動線が、
選挙会場にはとても多いです。
この時、
施設自体の出入口はバリアフリー仕様になっていても、
選挙の出入口は段差があって車椅子などは難しそう...
という施設もまだまだあり、対策が進んでいるのです。
私達WARAKUSHAでも、浜松市の委託のもと
選挙時には会場になる公共施設の
ユニバーサルデザイン改修に
携わらせていただいています。
民間のクリニックなど医院設計の技術を活かし、
地域の方々の動線や施設のつくりなどから
負担なくユニバーサルデザイン化できる改修方法を
ご提案するのがミッションです。
多くの方が支障なく使える日が来るよう
鋭意準備中です!
今回の選挙は特に、投票用紙を書く手に力が入った...
という方も多いのではないでしょうか。
私もそのうちの一人です。
また、投票率を上げるために建築ができることも
きっとまだまだあるはずです。
できることから、思考と挑戦を積み重ねたいものです。
関連設計コラム
「個人病院のユニバーサルデザイン」
こちらもぜひご覧ください!
↓(タイトルから記事へ飛べます)
【第1回:「すぐわかる」デザイン】
【第2回:「安全」なデザイン】
【第3回:「安心」なデザイン】
(スタッフ:里沙)
和楽舎設計工房のコーポレートサイトにて、住宅に関するブログを更新しました。
1件の住宅の建設に関わる職人の種類は、少なくとも25種類。大工さんを始め、どんな職種があるかを紹介しています。
コーポレートサイトでは、住宅や社屋などの建築事例もご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。
↓
WARAKUSHA代表 山﨑正浩の取材記事が、
医療情報誌「BRIDGE」(発行:第一三共株式会社様)
2022年vol.2に
掲載されました!
「心地よい院内環境」についての特集記事で、
建築士の視点から「空間づくり」を切り口に
お話ししています。
患者さんにとって心地よい空間は
「患者さん」だけでなく
「医師」「スタッフ」を含めた「3者」が満足できる
動線計画が決め手となる...
というお話をさせていただきました。
「BRIDGE」を読まれるのは
全国の「かかりつけ医」の先生方。
地域医療を支える先生方の
お役に立てることを祈って、
事例を交え惜しみなくお話しさせていただきました。
本webサイトでも、メディア掲載を記念して
動線計画の抜粋記事をアップしています。
こちらもぜひ、ご覧ください!
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【メディア掲載記念】心地よいクリニックには 「患者さん」「医師」「スタッフ」3者の満足がある
先日、石垣島に旅に出ました。
旅先のホテルでは
「泊まった部屋の平面図」
を描くのが私の恒例行事。
今回はインテリア写真だけで良いかな...
と思っていたものの、
チェックアウト直前に気が変わって
やっぱり描くことに。
実測もせず、
タイルなど建材の規格サイズから
類推して走りがき。
何とか、おおよその精度が確保できました。
ちなみに所長は
部屋の内観をスケッチ。
なんだかんだ言っても
二人とも描き癖があります(笑)
石垣島は以前も行ったことはあるのですが、
建築の仕事をするようになってからは初めて。
以前は目にも留めなかったことについて、
気付きが沢山ありました。
■お墓が屋根付きで大きい
調べると、
遺骨をお墓で風化させる「風葬」をすること、
親族がお墓に集まって
料理を食べながら宴会すること、
などの文化的な理由があるそうです。
■民家でも鉄筋コンクリート造
一般の住宅でも、木造よりも
圧倒的に鉄筋コンクリート造が多い印象でした。
湿気が多く台風が多いという
気候的な理由もありますが、
沖縄という地域柄、
米国から持ち込まれた技術の影響が大きいそう。
以前浜松の建築工事でも、
土間コンクリートを打つときに
沖縄出身の職人さんが来て
「沖縄は国内の土間発祥の地。
コンクリートの達人が多いんですよ」
と教えてくれたことを思い出しました。
■「赤土」の流出防止条例がある
建設中のホテルの工事現場に
「沖縄県赤土等流出防止条例」
の掲示がされていました。
石垣島の土壌のほとんどは赤土が占めています。
赤土は海に流出すると
濁りや生態系破壊の原因になるため、
1,000㎡以上の土地での事業に
流出防止条例が適用されるそうです。
工事中は小堤防で土留めしたり
赤土を沈める池を造ったりして対策するそう。
これだけでも大がかりな工事。
WARAKUSHA(和楽舎)でも、
1,000㎡近い敷地にクリニックや福祉施設の
計画をお手伝いしたことがあります。
これがもし沖縄なら...
赤土関連の予算や期間も見込む必要があります。
その土地ならではの事情がありますね。
のんびりしに行った旅ですが、
新しい発見が多く
想像以上に刺激的でした。
戻って浜松。
豊かな空間づくりに励んでいきます!
(スタッフ:里沙)