和楽舎設計工房では、
下記日程を夏季休業とさせていただきます。
8月12日(木)~8月15日(日)
8月16日(月)より
通常どおり営業致します。
休業中のご連絡はお問合せフォームにて受け付けております。
昨年に続き今年も「例年にない夏」となりますが、
明るい太陽の下、
皆様におかれましても良い夏が過ごせますように。
和楽舎設計工房では、
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8月12日(木)~8月15日(日)
8月16日(月)より
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昨年に続き今年も「例年にない夏」となりますが、
明るい太陽の下、
皆様におかれましても良い夏が過ごせますように。
こんにちは。
スタッフ 里沙です。
コロナ渦も相まって、
日々の生活に
「心身の健康に良いもの」
を取り入れ免疫力を上げようという機運が高まっていますが、
建築の空間においても、やっぱり流れは同じです。
例えば日経BP総合研究所は
「空間×ヘルスケア2030」
という提言を発表しました。
2030年の社会に向けて
4つのテーマを軸に、
あらゆる空間に健康増進機能を持たせようというものです。
具体的にどのような空間が人々の健康増進を促してくれるのか、
4つのテーマに沿って
概要をご紹介しようと思います。
1.Beyond Home 「未来の住宅」
コロナ禍以後に設計された住宅は
玄関先に洗面コーナーを設けたプランが増えましたが、
それもこのテーマに該当します。
その他には自宅での転倒による骨折を防ぐ
「転ぶと柔らかくなる床」なども話題に。
実はこの床材、浜松のスタートアップ企業
Magic Shieldsさんの商品なのだそうです。
創業社長のヤマハ発動機での設計経験を活かし、
ロッククライミングの緩衝マットをもとに事業化されたそう。
浜松発の画期的な発明、
とても嬉しく誇らしく思います。
2.Beyond Workplace 「未来のワークプレイス」
リモートワーク、バーチャルオフィス、ワーケーション...
すっかりワークプレイスは様変わりしています。
従来型のオフィスも様々な面で変化を求められており、
空気の清浄度は数値化でき、
設備機器により適切な感染対策もできるようになりました。
そんな中、ストレス緩和から免疫力向上にアプローチすべく
オフィス木質化によるストレス抑制効果が注目されています。
木の感触や香りが脳をリラックスさせてくれることに関しては
様々な研究結果が発表されていますが、
効果を実感するには無塗装や自然塗料仕上がおすすめです。
ちなみに多くの方に香りが好まれているヒノキには
抗菌・防カビ効果もあり、免疫力の強い味方です。
3.Beyond Pharmacy 「未来の薬局」
ドラッグストアでオーガニックコスメや漢方を扱って、
どこに住んでいても気軽に質の良いものが手に入るように、
という動きが出ています。
身体だけでなく環境にも良いですし、
これからはハーブや漢方の調合なども
もっと気軽に楽しめるようになると素敵だなぁと思います。
4.Beyond Mobility 「未来のモビリティ」
ドローンで温かいランチを配送する、という離れ技も
ニュースになっていますが、
喫緊の課題は高齢者の「足」がないこと。
移動式診療所やバス・タクシーなど、
地方で各自治体や交通機関が様々な取り組みを始めています。
「空間×ヘルスケア2030」の概要をご紹介しました。
2030年まであと10年ありませんから、
多くが既にある仕組みや技術を活用したものであり、
誰でも、身近なところから採り入れられる
とてもイメージしやすい提言でした。
プロジェクトのページには
他にも沢山の事例が載っており
本も出版されていますので、
(私は本は未読ですが...)
ご興味のある方はぜひご覧になってみてくださいね!
(スタッフ:里沙)
こんにちは。
スタッフ 里沙です。
東京オリンピックが開幕しましたね。
開会式の様子を視聴された方も多いのではないでしょうか。
開会式の会場は、「新国立競技場」。
無観客での開催にもかかわらず、
一見、観客席は満員のように見えます。
(写真:NHK特設サイトより)
満員に見える理由は椅子の色。
5色に分かれ、モザイク状に配置されているのです。
「まるで無観客を予見していたかのよう」
と一部で話題になっていたので
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
この5色は「森の木漏れ日」のイメージで
配色されています。
(写真:日経XTECHより)
客席全体を見ると
グリーン系の色をベースに、
下層の席は大地を思わせるブラウン系、
上層の席は空や光のホワイト系へと
グラデーション状に移り変わっていきます。
この競技場の建築コンセプトは
「杜(もり)」のスタジアム。
椅子にもそのコンセプトが踏襲されているのですが、
同時に設計者の隈研吾氏は
「五輪以外のイベントでスタジアムが満員にならなくても
寂しい雰囲気にならないように」
という趣旨のコメントを、計画当初にされています。
色のチョイスが自然界のアースカラーであるため、
人間の肌や髪に入っている色でもあり、
無観客でも満席のような印象を受けるのだろうと思います。
クリニックのインテリアデザインにも、
明るめのアースカラーを採り入れると
安心・健康な印象に仕上げることができます。
話は戻りますが、
観客席の設計は見やすい工夫が盛りだくさん。
観客スタンドの勾配を可能な限り急にして
選手との距離感を近くしています。
3層に分かれたスタンドは角度も緻密に計算され、
1層目から順に20度、29度、34度と
どこからでも観やすいよう設計されています。
選手・観客が一体となり、
同じ空間で盛り上がれる日を願っています!
参考:
「新建築 2019年9月号」(新建築社)
「日経XTECH 2021年7月21日」
(スタッフ:里沙)
こんにちは。
スタッフ 里沙です。
いよいよ始まる東京オリンピック。
知人で走り高跳の選手である
衛藤 昂 選手
が、出場内定したそうです!
衛藤選手は私が通っていた経営大学院で
クラスの仲間でした。
私は単科生でしたが、
彼はMBA取得を目指し、引き続き受講を続けながらの内定。
高い水準での自己管理が求められる環境での両立、
本当に素晴らしいですよね。
受講クラスでの彼は
課題提出・発言ともに
毎回誰よりも速く多く、
この瞬発力こそ一流アスリートの条件なのだろうな...
と、当時とても感銘を受けていました。
彼を含め大企業社員の受講生が大半の中、
建築の設計事務所に所属する私の
ニッチな事例にも
積極的にフィードバックしてもらえて
ありがたかったことを覚えています。
このご時世色々ありますが
明るいニュースがとても嬉しく、
思い切り応援したくなります!
というわけで
男子走高跳。
皆さんもぜひ、注目してみてくださいね!!
衛藤選手の情報はこちら↓
(スタッフ:里沙)
こんにちは。
スタッフ 里沙です。
先日まで
高校生が1名、実習で事務所に来ていました。
実習テーマは「私の家」の設計。
1日4時間×4日間という限られた期間の中で、
敷地の選定と平面プランの決定、
外観・内観のイメージ作成を行い、
プレゼン資料まで作成するという
濃密スケジュールでした。
最終日には、学校から先生も来られて発表会。
建築家を志しているという彼は、
専門の教育を受けたことが無いにも関わらず、
所長の指導内容をみるみるうちに吸収。
コンセプトから立体イメージまで、
それはそれは、素晴らしい発表内容だったのです。
明るく人間性の良さもにじみ出ていて
私もつい応援に熱が入ってしまい、
さらっと宿題まで出してしまいました^^
スタッフのさおりさんは、
今回の実習テーマに合った書籍を手土産に進呈。
実月さんは、積極的に発表内容に質問。
温かいスタッフと一緒に仕事が出来ている喜びも
再認識した4日間でした。
彼にはぜひ、道を進み続けてほしいです!
【6月25日はA.ガウディの誕生日】
...ということで、
以前友人からプレゼントされた本
「まぼろしの奇想建築」で、
ガウディのページを見返してみました。
スペインのサグラダ・ファミリア教会で
有名な建築家・ガウディですが、
それにそっくりなホテルが
かつてNYに計画されていたそうです。
(写真は書籍より)
結局建設されることのなかった幻の建築ですが、
直線的なビルのひしめくNYの街に
こんなホテルがあったら...と妄想すると
ワクワクします。
ひとつの建築が成りたつには
建築主の想い、市場ニーズ、資金、
設計者・施工者を含めた協働メンバー、
資材(ウッドショックの現在なら木材)など...。
様々な要素が全て揃い、共鳴する必要があります。
すべての建築は
奇跡が積み重なって建っているのだと
改めて気付かされました。
いま目の前に仕事があることも、
とても有難いことです。
日々ベストを尽くそう!
(スタッフ:里沙)