和楽舎設計工房(WARAKUSHA)では
この度名刺を新調しました。
お世話になったのは
京都活版印刷所(CAPPAN STUDIO) 様。
手仕事の温もりを表現できる
「活版印刷」にて作っていただきました。
版を使って
1枚1枚押し込むように印刷した
活版文字。
独特の凹凸が味わい深い仕上がりです。
納品は、とても素敵なラッピングにて。
粋なお心遣いにさらに感動です。
制作にあたっては京都の印刷所を出張訪問。
専門家のアドバイスのもと
用紙や色、印圧を選定しました。
オンライン注文もできますが、
代表自らの目で見て手で触れながら検討。
ご担当の方との技術的なお話も
非常に有意義なひとときで、
リアルの醍醐味を体感した訪問となりました。
幕末から高度経済成長期頃まで
日本の文字印刷の主流であったという
活版印刷。
旧くは文明の利器だったものが
その趣が愛され、
伝統へと昇華されつつあるのも
頷けます。
時代に応じ、デザインや印刷技術を
常に進化されているのも
愛され続けている理由なのだと実感しています。
たとえば
版の立体をデジタルで作れるようになり
デザインの自由度が上がったり、
印の凹凸も、昔は極力見せない手法が
主流だったそうですが
現在はあえて大きく凹凸を出して
陰影を表現したり...。
建築と分野は違いますが、
温故知新の姿勢に
共感と刺激を受けました。
新しい名刺と共に、
私達もより良い仕事ができるよう
精進して参ります。
CAPPAN STUDIO様、ありがとうございました!